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次期理事(理事長予定者)について

2023.06.07
6月5日(月)に次期理事(理事長予定者)に関する臨時理事会を開催し、本日メディアブリーフィングを開催いたしました。



今後は6月14日(水)に臨時社員総会を開催し、次期理事(理事長予定者)を決議予定です。

https://youtu.be/OxKUw536ZHk

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■一般社団法人日本ハンドボールリーグ代表理事・葦原一正
「原則、社員総会で社員が決めることです。一方でチーム関係者がリーグトップに立つのが良いのか、が理事会では議論になった。次期理事(理事長予定者)について、候補者選考委員会の答申をそのまま上げるのか、それとも理事会の見解を入れるかは議論になった。

2年前は協会の中にリーグがあったのが独立し、ハンドボール業界外の人間を呼ぶ覚悟に共感して私も来た。チーム関係者でない第三者がトップになる前提で作ったのが現状の規約・定款。これがリーグ運営の根幹だと思っている。リーグのチェアマン・代表理事はチームの籍を外すのが筋だと思っており、理事会としてはチーム関係者を上げることはできないと判断した。
(その理由は)理事長は制裁権を持っている。統一契約書をリーグに提出する形になり、選手の年俸であったり経営情報など全チームの情報にアクセスでききてしまう。理事長は判断で公正さを保てるのか、(チーム関係者がトップになった場合)懸念している。
なお米田氏は現状、態度を保留している。委員会や候補者に対して特定の方から圧力が掛かるような状況に懸念を持たれている。また、役員候補者委員会があるなかで社員提案があるのもおかしい、と考えている。目指すべき世界観や社会的価値・世界観を共有できないと就任できない、ということも聞いている。
選考プロセスをメディアを通してファンや選手らに情報をオープンにし、そのうえで決めてほしいと思っている。また、政治的圧力や場外乱闘があるのは、かなり異常。第一に情報漏洩している。物事を決める際には競技同様、コートの中でルールに沿って議論すべきと思っている。(社員提案権を)権利としてあるのは理解するが、実行委員会・理事会で役員候補者選考委員会などを決めていったプロセスを考えると、異常だと思っている。」
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■役員候補者選考委員会委員長・國井隆
「今回心掛けたことは、ハンドボール界とは一定の距離で選考を行ってきたことです。また選考にあたっては協会、理事、チーム関係者らに話を聞きました。またFACTとしてオーナーや選手も含めアンケートも取っています。一方でアンケート結果から、理事長の資質に求めることとして、コミュニケーションが一番になっていること自体が異常事態だと感じました。
これらを基に、計9回行った役員候補者選考委員会のうち、5回までに要件を決めていきました。役員候補者選考委員会の5名の委員からの自薦・他薦も含め、委員長推薦として7名から選考をスタートしました。その7名から要件と評価項目を数値化して評価し、5月17日に3名に絞っていきました。
ここから1名に絞ろうとする時点で社員提案を受けたと連絡を受けました。この提案が出たことを受け、委員会としての機能は果たせないと考え、(役員候補者選考委員会としては)候補者3名として6月5日に理事会に答申しました。
なお答申では、”この混乱が外部人材の登用を難しくしている、またリーグとチームコンフリクトも決定を困難にしており、理事会・社員総会で議論してほしい”と付け加えています。またこの状況は、”通常の状態ではない”と感じています」
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<参考>
【投影・配布資料】臨時理事会後メディアブリーフィング(2023年6月7日開催)